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春を愛する人 ブログ
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読みました。
以下は思ったことなど。

いやーまさか美弥子さんが登場するとは!
百鬼徒然袋の鳴釜を読んだとき、この人いつか再登場しそうだなとは思ったんですが、それからあまりにも年月が流れていたのでびっくりしました。
美弥子さん、私の中では榎木津の結婚相手になりそうな人No.1です。
とりあえずお嬢様だから家柄的にも釣り合いが取れないこともないし、何よりあの榎木津を呆れさせた人ですからね。ただ者じゃありません。榎木津と結婚するにはそれくらいの人でないと務まらないでしょうし。
という意味で、この話、私の中の榎木津のお嫁さん候補が揃い踏みでした。
敦っちゃん、美由紀ちゃん、美弥子さん。
もちろん私は敦っちゃんを推したい…!一番可能性薄そうだけど…!

内容的には、あまり好みではなかったかなあ。
あえて書いたんでしょうけど、同性愛とか人間関係のいろいろとか、まるでSNSでの他人叩きやマウント合戦なんかを彷彿させる事柄について語る部分が、少し現代的過ぎる感じがしました。
昭和29年ですよね…想像するしかないけれど、その当時、こんなに現代にも通じる考え方をする人がいるのかなあと…
まあいるにはいるだろうけど、敦子も美由紀も美弥子も、皆が皆そういう感じだと、ちょっと不自然というか、キャラにそれを言わせてしまうのは、少しご都合主義な感じがしました。
物語のバランスとして、そういう語り部分が多過ぎた気もします。個人的にもっと事件に焦点を当てたほうが好きだなあと思いました。

鬼、河童、天狗と来ましたけど、だんだん敦っちゃんの影が薄くなっているような…
今回の天狗なんて、敦っちゃん視点が一回もなかったはず…
あらすじにはどれも「中禅寺敦子が~」みたいに、まるで敦っちゃんがメインかのように書かれてるけど、実質このシリーズ、美由紀ちゃんが主役ですよね…?
カバーも女子高生だもんね。そういえば今田美桜ちゃん、顔出ないのによく事務所が仕事引き受けたな。

全体的にこのシリーズ、何となく少し不必要な印象を受ける描写が多かった気がします。
だけど敦っちゃんが出て来るのは嬉しいし、また他の話も読みたい!敦子が美由紀ちゃんと美弥子さんと友情を育んで行くのを見守りたいです(笑)

拍手ありがとうございました。とても嬉しいです!
読みました。
以下は思ったことなど。

楽しみにしてた2冊目!
なんですが、個人的にあんまり…という感じでした。
なんていうか、全体的に冗長というのか、登場人物にしてもそのキャラいる?って感じてしまうことが多かったです。
巻末に書いてあったけど、虚談刊行記念クイズ正解者15名の名前が盛り込まれてるって、それ名称としてなんでしょうか?それとも登場人物として盛り込まれてるんでしょうか?
もし登場人物としてなら、何だか不必要に感じたキャラがいたのも無理はないというか、無理やり詰め込んだんだなと納得が行くというか…
その辺りはどうなのかはわかりませんが、うーん、正直なところ、私としては多々良先生もいなくてよかったんじゃないかと思いました。
敦っちゃんと美由紀ちゃんに焦点を当てたシリーズのはずが、多々良先生の登場で少し散漫になってしまった気がしました。
物語としては「鬼」よりも複雑ですね。「鬼」は初めのほうで犯人がわかってしまったので、その点は残念だったんですが、小説としては「鬼」のほうが好みかなあと思います。
あ、益田が出て来たのは嬉しかったです。でもやっぱり探偵は登場しないんですね。残念。
それにしても益田も自分で言ってたけど、敦っちゃんの益田に対する当たりがキツイです(笑) まあそれでこそ益田ですね(笑)
敦っちゃんの中では、三馬鹿の位置づけは青木>鳥口>益田って感じかな。今のところ青木が優勢な気がしますが、一発逆転で榎木津を!お願いします…!
敦っちゃん、美由紀ちゃんのことは友達と思ってるみたいで、なんか嬉しかったです。いつか2人で恋の話とかもして欲しい!

拍手ありがとうございます。とても嬉しいです!

「百鬼夜行 陽」はずっと前に読んだんですが、拍手コメントを頂いたのを機に、最近「目競」だけ読み返してみました。
発売当時、陽は鵼の碑の登場人物の話が収録されてるということを聞いたので、鵼が出てから読んだほうがいいかなあと迷ってたんだけど、一向に出ないので結局読んだという。
感想書いてなかったみたいなので、以下は簡単に思ったことなど。

この話読んでまず思うのは、なんで「さかな」じゃなくて「うお」なんだろうってことです。
どうでもいいことなのかもだけど、なんか気になります。
もし振り仮名ふってなかったら絶対みんな「さかな」って読むと思うし、だからこそあえて「うお」ってルビふったんだろうし、そこになんか意味があるのかなあと。わからないけど。

目競を読む限りでは、榎木津というキャラの内面は自分が今まで考えてた榎木津の内面と大きな違いもなくて、想像通りでした。そう思った読者が多かったんじゃないかなあ。
それに比べると、敦子は意外だったんですよね。鉄鼠の檻で初めて敦っちゃんの内面を知って一気に興味が出て好きになったんですが、それって一種のギャップ萌えですね。
そういう意味で榎木津はギャップがなかったです。イメージ通り。

榎木津が見た魚って、何だったのかな。お金持ちが自慢げに見せてたみたいだから、珍しい魚なんだろうけど。

当然だけど、やっぱり他人の記憶を視る体質というのが榎木津の人間性に凄く影響してるんだと感じました。
もし榎木津みたいな体質の人が実在するとしたら、本当に生きているのが大変だろうし、まともに生きて行くことができないと思います。
榎木津はたぶん、傍若無人で傲岸不遜な言動でバランスを取ってるんだと思う。そのほうが楽で、そうしないと生きて行けないんだと思う。
本当は視たくないんだろうな…魚の眼が好き、魚の眼が欲しいとか、そういうことですよね。
怖いものとか汚いものいっぱい見て来て、嫌な思いいっぱいして来て、でもそれを表に出さずに生きてるって、強いですよね。
他人に言っても無駄だってわかってるからだとしても、強いです。すごい人だと本当に思います。
目競読んでると、とても理にかなった物の考え方をする人だし、感情もすごく人間的でまともな人だなと思う。
榎木津の眼が普通だったら、ひょっとして榎木津って、すごく普通の人だったんじゃないかと思います。

人間の感情とか、そういう面倒臭いものは考えないようにしてるんだろうし、複雑なものが嫌いなんだろうな。シンプルでわかりやすいものがいいと思ってるのは、凄く榎木津らしくて好きです。

小さい頃に訳わかんないなりに受け入れて折り合いをつけるのは大変だったと思うけど、それだけ頭が良いってことですね。
大体頭が良い人って、もともと生きづらいだろうと思うんだけど、更に普通では考えられない能力みたいなものまであって、本当にしんどい人だなあと。
でもそういうの全然見せないところがかっこいいし、魅力的なんですよね。

中禅寺が榎木津の眼の秘密を見抜いたときのこと、もっと詳しく知りたいなあ。ある程度親しくなってからのことかと思ってたら、初対面で言われたんですね。びっくり。
過去のいろいろ、めちゃめちゃ知りたいです。復員して絵を描いたり、ジャズクラブで働いてた頃のこととか。いつか書いてくれるかなあ。書いて欲しいなあ。

榎木津の言う「馬鹿」は親しみの表れですよね。父も兄も中禅寺もみんな馬鹿。榎木津ってお父さんのこと好きなんだなあと思います。
子供のときのお兄ちゃんとのエピソード、兄がかわいらしいです。「お化けかな」とか。「じゃあ頭がおかしいんだよ」もストレートでいいです(笑)
兄弟仲は悪くなくて気の良い馬鹿の総一郎兄、早く原作で見たい!鵼の碑、早く…!

ところで榎木津視点の話って本当に貴重ですよね。魍魎の匣で少しあっただけだし。
榎木津好きとしてはこういうの読みたいんだけど、書いてくれないだろうなあ…

どうでもいいけど、私「百鬼夜行 陰」は講談社のノベルズと文庫で持ってて、だから「陽」も文庫は講談社で揃えたかったんですけど、文春からしか出てないんですよね…
だけどノベルズは講談社からも出てて、しかも「完本」ってなってるのはどういうこと?私の持ってる文春の「定本」とはなんか違うの?
いろいろ事情があるんだろうけど、一読者としては出版社とか形態とか揃えて欲しいです…

まあ何はともあれ、とりあえず鵼の碑ですよね!
なんかもう本当に発売するつもりあるのか?って感じですけど、待つしかないので待ちます…!

拍手ありがとうございました。とても嬉しいです!

京極堂のシリーズとしてはものすごく薄いのに、一気に読む時間がなくてちょっとずつ読んでました。
以下はちょろっと感想です。

とりあえず敦っちゃんと美由紀ちゃんという組み合わせがもう二次創作かと思いましたよね!いい!いいです!
事件としてはどうだろ…結構初めの方で犯人は想像がついてしまうので、その点は物足りない感じはあります。
だけど個人的にこのシリーズは、敦子と美由紀のコンビっていうのが売りというか、重要なのはそこであって、そこを楽しむということではないかと思うので、ほぼほぼ満足です。
美由紀ちゃんと話してるときに、敦っちゃんが自分と比べてあーだこーだ思うところなんかすごく敦っちゃんらしくて、やっぱり敦っちゃんはそうなんだなーと改めて確信したり、敦子というキャラを知るにあたってとても参考になる話だと思いました。
敦っちゃんが鳥ちゃんのことを友人ではなく知人の域を出ないと思ってるところも敦っちゃんらしいと言うか…鳥ちゃんかわいそうに(笑)
美由紀ちゃんが京極堂じゃなくて榎木津の影響を受けてるところも同人作品かと思いました。榎美由好きな方は嬉しかったんじゃないかな。この流れでぜひとも榎敦もお願いしたいです!
このシリーズ、続けてあと2冊出るので楽しみです。

拍手ありがとうございます。とても嬉しいです!
メッセージを下さった方、お返事は後日に改めてさせて頂きますので、申し訳ありませんがしばらくお待ち下さいませ。
読みました。
以下は思ったことなど。

飯窪さんって知ってて嘘ついてたのかと思ってたけど、思い出したってことなんですね。いやーすっかり原作忘れてます。
それにしても「思い出した」って、フィクションではよくある展開ではあるけれど都合いいですよね…まあ都合がいいからよく使われるのかもしれないけど。
榎木津が慈行さんのこと中身が空っぽって言ってて、京極堂も最後のほうで「あの人は…」ってなんか含みのある言い方してたけど、漫画読む限りあんまりその辺りが伝わってこないというか、漫画だけ読んでる人はどういうことか全くわからないんじゃないかと思いました。原作読んでる自分でもなんで急に空っぽとか言われてんの?ってなった…
結局敦子のつまらない人間なんですって話すシーンはなかったですね。個人的にとても印象的だったので漫画でも見たかったなあ。
物語に直接関係あることじゃないし仕方ないけど、それまで裏表のない優等生だとばかり思ってた敦子の心の闇みたいなものが初めて垣間見れるところで、私はそこで敦っちゃんに興味がわいたので。
鉄鼠は原作読んでるときはそうでもなかったけれど、漫画だとやっぱり短く急ぎ足でまとめてあるせいで、山の閉塞感や殺害理由なんかがちょっと説得力に欠けるような感じがしました。
なぜ殺したかというもともと常人では理解できない理由が、なおさらピンと来ないものになってしまったというのか…
けれど志水先生はこれ以上ないくらい本当に上手く描かれてると思うし、これはもうページ数の問題だとしか…いつも思うけれどもっと話数があれば…!5巻でまとめるなんてそもそも無理!
まあとにかく次作も決定してるみたいで安心しました。次はとうとう塗仏の宴かな?もしそうなら支度と始末で10巻になる感じ?次こそじっくりやって欲しい。
まあ順番通りにやるとは限らないので、塗仏と陰摩羅鬼を飛ばして邪魅がきたりするかも…

拍手ありがとうございました。嬉しいです!
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